ビタミンB群

▼ビタミンB群とは?
ビタミンは食品に含まれる五大栄養素のうちのひとつで全13もの種類がありそれぞれ重要な働きをしています。
ビタミンB群とは、水溶性ビタミンでビタミンB1・B2・B6・B12、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸(ビタミンB5)、葉酸、ビオチンの8種類を指します。

▼ビタミンB群の体内での主な役割
・エネルギー代謝の手助けを行う
ビタミンB群は『代謝ビタミン』と呼ばれており、エネルギー代謝の補酵素として重要な働きを行います。

・ビタミンB1
炭水化物や糖質を代謝しエネルギーに変え、脳や神経が筋肉、心臓の働きを正常に保ちます。
また、アルコールの代謝や筋肉疲労の回復も行います。

・ビタミンB2
糖質、たんぱく質の代謝も行いますが、特に脂質をエネルギーに変えるので、ダイエットに効果的です。
肌や髪、爪などを健康に保つ働きをし、身長の成長を促す働きもあるため『発育ビタミン』とも呼ばれます。
また、代謝の過程で発生した過酸化脂質の分解を行い、体外に排出する働きもあります。

過酸化脂質とは、
コレステロールや中性脂肪といった脂質が、活性酸素によって酸化されたもので老化の原因となる物質のこと。

・ナイアシン(ビタミンB3)
糖質や脂質、タンパク質を代謝しエネルギーを作ります。
皮膚・粘膜の健康を保つ働きを担い、脳脳神経を正常に働かせる効果があります。
また、血行促進、セロトニンの合成、アルコールを分解する働きも担っています。

・パントテン酸(ビタミンB5)
糖質、脂質、タンパク質を代謝しエネルギーに変えるために必要不可欠な酵素の補助をする役割を担っています。
また、皮膚や粘膜の健康を保つ働きがあります。

・ビタミンB6
タンパク質や脂質を代謝しエネルギーを作り、健康な肌や粘膜、髪の毛、歯を作る働きがあります。
脳の神経機能
また、女性ホルモン『エストロゲン』の合成を助けます。

・ビタミンB12
ビタミンB12は赤色をしているため『赤色のビタミン』と呼ばれています。
葉酸と協力して赤血球を作り、神経の機能を維持します。

・葉酸
ビタミンB12と協力して赤血球を作り、胎児の正常な発育をサポートする働きがあります。

・ビオチン
糖質や脂質、タンパク質を代謝しエネルギーに変え、皮膚や粘膜の健康維持を助けます。
また、筋肉痛を緩和します。

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