私たち人間が健康でキレイでいるためには正しい生活習慣（『栄養』『運動』『睡眠』）のバランスが大切です。
『栄養』の重要性
私たち人間は毎日食事をします。
人間が健康的に生きていくうえで大切なものに、三大栄養素（タンパク質・脂質・糖質）というものがあります。
『タンパク質』は、私たち人間の身体を構成している細胞を作ります。
『脂質』は、身体を動かすエネルギーやホルモン、細胞膜を作ったり、脂肪として内臓を守ったりします。
『糖質』は、血糖として即効性の高いエネルギー源となります。
しかし、脂質と糖質は摂りすぎてしまう太る原因となってしまいます。
そのため、健康で過ごすためにはこの3つのバランスが非常に大事ということなのです。
人間が食べた食べ物は、以下の順番で代謝されていきます。
➀食べ物を口に入れる
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➁胃・腸の消化液によって消化される
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➂小腸で吸収
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➃血管を流れる血液を通して細胞・内臓に運ばれる
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➄細胞膜を通過し細胞に吸収される
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⓺ミトコンドリアで酸素を使いエネルギーを産生
このような流れで食べ物は消化され、エネルギーに変わります。
最近巷では、『脂質制限ダイエット』や『糖質制限ダイエット』というものが流行っていますが、これらはやり方を間違えると非常に危険です。
まず身体から『脂質』が無くなると、人間の細胞を作っている細胞膜の機能が低下してしまいます。
この『細胞膜』は、細胞に栄養を取り込んだり、細胞から老廃物を排出する働きを持っています。
その為、脂質が不足してしまうと細胞に栄養が届きにくくなり、その結果肌荒れや髪がパサパサになる原因となってしまいます。
続いて糖質ですが、『糖質』は体を動かす一番のエネルギー源となります。
その為、糖質を制限し過ぎてしまうと身体の中のエネルギーが無くなってしまいます。
すると人間は、大事な筋肉を分解してエネルギーを作りだすようになります。
筋肉は脂肪より重いため、結果的に体重は減ります。
しかしそれはほとんど筋肉が減っただけで、脂肪は減っていません。
その結果一時的には痩せても、筋肉が減ることで基礎代謝量が減るため、また普段通りの食事に戻した途端以前より太ってしまう…という悪循環が起こってしまいます。
そして『タンパク質』は、人間の細胞を作りますので必要不可欠な栄養素です。
以上のことから、三大栄養素はどれかに偏ることなくバランス良く取ることが大事なのです。
『運動』の重要性
今の日本人（成人）の35.5%は運動不足と言われています。
更に昨今では、デスクワークやテレワークなどの影響などにより運動不足の人はこれからもどんどん増え、深刻な問題になっていくことが予想されます。
人は運動をしなくなると、筋肉が衰えます（減る）。
筋肉が減ると基礎代謝が落ちるため、太りやすくなります。
更に血の巡りが悪くなるので栄養が全身に運ばれなくなり、老廃物が溜まっていきます。
これはむくみやたるみにも繋がります。
血行が悪くなると冷え性や肩こりにも繋がります。
更にそれに伴い、免疫機能も下がりますので風邪や病気にもなりやすくなります。
そして、運動不足は自律神経の切り替えにも影響し、これにより不眠症やホルモンバランスを大きく乱すなど様々な影響があり、その結果ストレスを感じやすくなります。
このように、運動不足は生活する上でかなりの悪影響をもたらします。
その為にも、毎日のちょっとした運動が欠かせません。
運動はハードなものではなく、『毎日続けられる運動』というのが重要なポイントです。
例えば、エスカレーターではなく階段を使ってみたり、家に帰る時にちょっとだけ遠回りしてみたり、お風呂に入る前にスクワットを10回するなど、毎日の生活で無理なく続けられることを行うのが重要です。
『睡眠』の重要性
よく美容と健康のためには睡眠が重要と言われます。
それはなぜかというと睡眠中に細胞の中で酵素が作られるからです。
酵素は20歳をピークに年齢を重ねる毎に少しずつ減っていき、40歳を超えると急激に減少していきます。
この能力さえ衰えなけば、人間の体は何歳になっても若々しい体でいられるのでしょうが、残念ながらそうはいきません。
若い頃は1日くらい寝なくても仕事に行けていたのに、20代中盤～後半になってくるとその体力も無くなり、さらに中年になるとたくさん寝ても疲れがなかなか取れないのはこの為です。
これは体内での酵素の製造能力が低下していることと、日々の生活の中で酵素の使い過ぎによる代謝酵素が十分に働いていないからなのです。
以上のことから、健康と美容のためには『栄養』『運動』『睡眠』のバランスが大事なのです。
